
石田和靖
日本初のドバイ株投資本の著者で冒険投資家。海外投資SNS『World Investors』主宰。ブログ『香港資産運用日記』も好評。WEB SPA!海外投資スゴいヤツ列伝!
お待たせいたしました!好評をいただいております
海外投資スゴいヤツ列伝!の19人目の投資家は、大黒屋さん です。
まずはじめに、大黒屋さんのご紹介。
HN: 大黒屋
年齢: 50代前半
職業: 世界を流離う旅人(海外駐在員からセミリタイア)
所在地: 愛知県
海外渡航経験: これまでに海外30カ国。この2年はユーラシア各地を。マラッカ海峡に南シナ海、日本海からバイカル湖を通ってバルト海に黒海まで。まだ見ぬカスピ海とペルシャ湾が宿題(笑)。
・・・ さて、それでは早速インタビューさせていただきます。
よろしくお願いします。m(_ _)m
【石田】 投資のきっかけは何でしょうか?投資歴も教えてください。
【大黒屋】 父が株をやっていたので学生時代にアルバイトで貯めたお金で日本の海運株を買ったのが初めての投資です。それから就職後も3銘柄ほど買いましたが、不動産を購入したことと、仕事が面白いのと忙しいとで10数年ほどの空白があり、投資を再開したのがITバブル前夜の頃です。
【石田】 現在、どのような投資先、銘柄に投資されていますか?
【大黒屋】 去年後半から世界市場の異変を感じていたので、日本株は昨秋までにかなり整理し、現在は一時的に金・金鉱山関連とキャッシュポジションを高めています。その他カザフスタンやコモデティ関連のファンドなどを抱えています。昨夏までにドバイなど新興国5ヶ国に証券口座を開いていますが、現在は大荒れの相場の中で本格運用のタイミングを計っているところです。
【石田】 それでは、投資のスタイルを教えてください。
【大黒屋】 以前はリスクテイカーでしたが、今は一旦セミリタイアして不動産以外の定収がないので、一か八かの投資は避けること、短期長期に拘らず個別柔軟にと考えています。
【石田】 他の人にはない、大黒屋さんだけの投資の特徴といえば何でしょうか?
【大黒屋】 投資をしようと思う海外の国には自ら足を運び、市井の人々の暮らしぶりを体感して市場を見るということでしょうか。メディア情報だけで海外市場を俯瞰するのではなく目線は低く市場を捉えたいですね。
例外はカザフスタンで辿り着けないままファンドを購入したことと、ドバイはWIで貴重な情報が溢れているので、これは現地乗り込みは本格投資した後でもいいかなあと思っています。
【石田】 大黒屋さんの場合、投資する際に、特に気をつけていることは何でしょうか?
【大黒屋】 「投資は買いたいと思った時がベストのタイミング」という話をよく耳にしますが、買いは焦らずにタイミングを計ることですね。逆に危険を察知したら売りは急ぐのが肝要だと思っています。それと新興国では地政学リスクは付きものです。この10年20年で世界は激変しています。知らない国こそ数字以外の情報を集めるべきと考えています。
【石田】 さすが、世界中を渡り歩いて、自分の目で確認しているからこそ言える言葉ですね!私の場合も、ドバイに行くことが多いのですが、数字と実際の状況がかけ離れていることが多いです。現地に行くことは、肌でその国のことを感じるために重要なことですよね。では、これまで投資を行ってきた中で最大の失敗、成功談を教えてください。
【大黒屋】 これはITバブルの崩壊に尽きますね。高値で大量に買い付けたものもあり、突如のストップ安連続は売るに売れずで、損切りのタイミングを逃しました。人生最大の誤算でしたが、貴重な体験となりました。これは今の投資判断にも生きていると思います。危険な相場になる前に敏感に反応するようになりましたし。
【石田】 それでは、大黒屋さんの夢は何ですか?
【大黒屋】 海外で投資をしながら、国境を越える旅を続けること。叶うならば2カ国以上に居を構え、海外各地でロングステイを繰り返しながら世界の人々と世界の有り様を見つめていくことでしょうか。私の眼差しの向こうには常に未知の世界があり、生きている限りそこへ駆けて行きたいですね。
【石田】 夢は、ほぼ叶っていると言うところでしょうか?大黒屋さんのお薦めの本を1冊教えてください。また、その理由も教えてください。
【大黒屋】 クーリエ・ジャポン(講談社)
日本では未だTVで、ほんとうの意味での24時間ニュースチャンネルがありません。
欧州辺りにいるとよく分かるのですが、海外では世界の生ニュースをTVで次々と目の当たりに出来るのに、日本にいると例えばアフリカや南米、中央アジアとかの情報がほとんどありませんね。
そういう状況を多少は補完してくれて世界の今を知るのに手ごろな雑誌です。
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【石田】 これまで旅行した先で印象に残っているエピソード、国などについて教えてください。
【大黒屋】 楽しい思い出は数えられないほどありますが、危険だったことを少々・・。
・モスクワで3人組に囲まれ恐喝されたこと。 (近くにいたロシアの知人に救われた)
・SARS流行当時、台湾が香港からの入国者を強制隔離することになった。
(一時滞在していた香港で感染爆発が始まり、隔離発動前日の最終便で台湾に脱出した)
・リトアニアで右翼のロシア系スキンヘッドグループに二度にわたって脅され絡まれた。
(物はぶつけられたが近くに観光客がいたために襲撃は免れた)
・マニラで発生したクーデターで興奮した兵士にカービン銃の銃口を向けられた。
(死ぬ瞬間はこういうものかと頭を過ぎった直後、空へ向けての威嚇発砲で済んだ)



【石田】 それは、かなり危険な思い出ですね。まさに、命を懸けた冒険(放浪)と言ってもいいかもしれません。そういえば、大黒屋さんは、ワールドインベスターズ内では屈指の海外放浪家(笑)として有名ですが、一体、何が大黒屋さんをそうさせているのでしょうか?
【大黒屋】 いや~、この1年だけでも海外の方が長かった!ですからね。私はかつて多くの死を見てきました。数十体以上もの遺体に直面したことも一度や二度ではないですし、目の前で人が亡くなる場面に何度も遭遇しました。命には限りがあることを強く実感してきたのですね。「人生は短い、人生は楽しまなければ意味がない。身体が動く内に知らない世界をもっと見に行こう。」そう決めたのです。今、アーリーリタイアをして旅をしている所以ですね。
【石田】 うーーん。いい言葉です。今後も、是非、いろいろな海外の旅行話をワールドインベスターズで書いていってください。では、最後に、これから海外投資を始める方へ一言お願いいたします。
【大黒屋】 あなたが好きな国、可能性があると思う国をしっかり調べましょう。WIのようなSNSで情報交換するもよし、現地の人とメール交換するもよしです。その上で可能性のある有望な市場を見つけ自分のスタイルに合う投資をすることですね。
【石田】 最後に、大黒屋さんが注目しているワールドインベスターズ内の海外投資家をご紹介してくれますか?
【大黒屋】 はい、モンゴル高原を投資のために駆け抜けたオフ会仲間のBOOWYさんです。
【石田】 ありがとうございました! ・・・というわけで、次回はBOOWYさんをゲストに招いてインタビューの予定です。どうぞよろしくお願いします。それではみなさん、どうぞお楽しみに!
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