
石田和靖
日本初のドバイ株投資本の著者で冒険投資家。海外投資SNS『World Investors』主宰。ブログ『香港資産運用日記』も好評。WEB SPA!海外投資スゴいヤツ列伝!
お待たせいたしました!好評をいただいております
海外投資スゴいヤツ列伝!の3人目の投資家は、pharmさん です。
まずはじめに、pharmさんのご紹介。
HN: pharm
年齢: 30代半ば
性別: 男
所在地:東京都
・・・ さて、それでは早速インタビューさせていただきます。よろしくお願いします。m(_ _)m
【石田】 投資のきっかけは何でしょうか?投資歴も教えてください。
【pharm】 1997年のアジア通貨危機でタイバーツの暴落と金利急騰のニュースを聞き、バンコク銀行の東京支店に口座開設に駆け込みました。日本人は新規口座開設ができず、目的は果たせませんでした。投資歴はその頃からで、ほぼ10年です。
【石田】 現在、どのような投資先、銘柄に投資されていますか?
【pharm】 比重順で、資源国の高格付け債券、金、白金現物、ブラジルの株式ファンドとETF、タイ個別株、日本個別株、ロシアの株式ファンド。タイの個別株は、高利回りの不動産、エネルギー、コメや食品、飼料。日本の個別株は、食事券と映画をメインに株主優待銘柄。(配当や売却益とは異なり、株主優待は免税)
【石田】 投資のスタイルを教えてください。
【pharm】 債券、株式、コモディティの古典的なアセットリロケーションを基礎に、資源と食料をテーマに選択。インフレは債券の天敵だが、豪ドル、加ドル建て債券は、資源インフレ時の通貨価値の上昇期待でヘッジ。債券は株式ブル局面では出遅れるが、価格変動が大きい新興国株式を加えて、ポートフォリオの成長性を確保しています。
【石田】 他の人にはない、あなただけの投資の特徴といえば何でしょうか?
【pharm】 ゴミ投資家ですが、レバレッジと信用取引は不採用。節税とポートフォリオの安定性と貴金属現物を重視する、資産家寄りの投資スタイルです。国際政治のホンネを嗅ぎ取る情報収集手段に軍事情報を活用。政治家とアナリストは嘘と煽りが付き物ですが、国家の存亡にかかわる軍事、兵器の動向は、嘘をつきません。某国石油企業の埋蔵量最大の油田の名前が、海軍の主力潜水艦のネームシップになっています。国策に売り無しです。
【石田】 軍事情報からその国の政策を読み取り、投資する方法は独特ですね。でも、言われてみたら確かに一理あります。なるほど、気づかなかったな。(笑)それでは投資する際に、特に気をつけていることは何でしょうか?
【pharm】 ムダに税金を払う投資は避けます。税金は投資家への罰である。毎月分配の債券投信は、国税局にチャリーンチャリーンと資産を抜かれるようです。短期的収益を追うよりも、いかに長く、市場にいられるかを考える。ゴミ投資家でも、マインドは富裕層。低所得の大衆と、それを対象とするメディアを監視して、それらの動きに決して同調しません。大衆との同調と運用成績は逆相関だと経験しました。
【石田】 これまで投資を行ってきた中で最大の失敗、成功談を教えてください。
【pharm】 価格変動上の大失敗は、欧州ネット企業のファンドで、1/3くらいになりました。海外ETF、海外証券口座の活用が遅れて、ファンドで投資して、手数料と高額分配の分離課税が無駄になり、インデックスの上昇率の2/3程の成果になってしまいました。成功例は、貴金属や資源への注目が、4、5年前からと早かったため、先行者利益を享受できました。
【石田】 それでは、あなたの夢は何ですか?
【pharm】 渋谷や新宿で待ち合わせるような気軽な感覚でドバイやバンコクなどで気の合う仲間と待ち合わせ、注目のイベントや発掘した旅ネタを語り合う。話題になったラーメン店に出かけるような感覚で国を跨いで、また集まり、時間を忘れ気ままに語り合う。
【石田】 お薦めの本を1冊教えてください。また、その理由も教えてください。
【pharm】 一冊ではありませんが、一年以上放置して熟成させたマネー情報誌。現在の視点で見直すと、日本の新興企業への期待など、珠玉の失敗経験を学習できます。反対に、現在になっても色あせない情報に価値があります。
【石田】 ほとんどの方は、雑誌を読んだ後、捨ててしまうかと思いますが、保管して1年後に読み返すというのは面白い方法ですね。案外、お宝情報がいっぱいあるかもしれませんね。まさに、盲点!私も、気をつけることとしましょう。それでは、これまで旅行した先で印象に残っているエピソード、国などについて教えてください。
【pharm】 タイ、バンコクへの旅行。海外投資仲間でもある大学時代の後輩と現地で待ち合わせ、現地の友人も合流して大学構内で草バレーボールで汗を流しました。学生ではなくても、外国人でも、サークルメンバーではなくても、ボールとネットさえあれば楽しんでしまえ!という気楽さがいいです。自由と気楽さが、ミーイズムの暴走とならないのは、仏教や国王への敬虔な気持ちがあるからでしょうか。入れ替わりが激しく、ひとたび人気がなくなれば、犬が出迎える、外車ディーラーなど厳しい経済の側面もあります。
【石田】 それでは最後に、これから海外投資を始める方へ一言お願いいたします。
【pharm】 日本の公的教育で、故意に欠落させられた社会常識があります。それは、マキャベリの『君主論』で集体されている軍事理論と政治理論。そして、地政学と呼ばれる政治と経済を巨視的に見つめる理論体系。海外投資に不可欠なその国の本質を射抜く洞察力が鍛えられます。国の外交レベルから個人投資家の海外投資まで日本が出遅れているのは、この常識を教育されていなかったせいかもしれません。
【石田】 独特な投資理論を持ち、それを実践されているpharmさん、どうもありがとうございました!それでは、あなたが注目しているワールドインベスターズ内の海外投資家をご紹介してくれますか?
【pharm】 アート(株やREITではなく現物)という、私の未知の投資の世界で活躍している、Marieさんです。
【石田】 ありがとうございました! ・・・というわけで、次回は女性投資家のMarieさんをゲストに招いてインタビューの予定です。どうぞよろしくお願いします。それではみなさん、どうぞお楽しみに!
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