
石田和靖
日本初のドバイ株投資本の著者で冒険投資家。海外投資SNS『World Investors』主宰。ブログ『香港資産運用日記』も好評。こんにちは。石田和靖です。
今日は、こんなテーマでブログを書いてみます。
「中国人の必須アイテム「銀聯カード」と、
「南北経済回廊」が世界経済の復活を支える立役者になる?!」
みなさんご存知の通り、いまものすごい勢いで中国が力をつけています。
昨年9月に行われた、
◆「主要20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)」
昨年12月に行われた、
◆「COP15(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)」
どちらを見ても、中国が国際会議の舞台でこれまでにないほどの主導権を握り、
その影響力を発揮し、今後の中国を象徴する2009年となりました。
そんな政治的な場だけではなく、経済そして人民幣という通貨が、
その国力の強さを象徴しているのではないでしょうか。
イランやカザフスタンなどの産油国が、原油決済通貨を人民幣に。
中国と国境を挟むASEAN各国は、貿易決済通貨を人民幣に。
そんな動きも活発化しています。
世界的な金融危機が起き、その後世界経済が萎縮しましたが、
中国製品は飛ぶように売れ、中国企業は不況からいち早く脱却しました。
・・・それはなぜか?
人民幣の価値が安いため中国製品が安く、そして飛ぶように売れるのです。
中国製品が売れるため、中国国内はとても景気がよく、
世界中に向け、投資も消費も活発化しています。
日本もその恩恵を受けているでしょう。
東京秋葉原や銀座などでは、大量に買い物をする中国人を見かけます。
日本を訪れる中国人旅行客の一番の目的は、とにかく買い物。
それは、電化製品から、時計・宝飾品、食糧、そして不動産まで。。。
ただ、中国には5000米ドル相当までという外貨持ち出し制限があるため、
彼らは、銀聯(ぎんれい)カードというクレジットカードを使います。
また、以前の私のメルマガでも書きましたが、
ドバイへの中国人観光客も急増しました。
彼らは、世界一安い金市場(ドバイゴールドスーク)にて金を大量に買い、
そして高級ホテルに泊まり、ついでに割安なドバイの不動産を買っていく。
そんな状況が現実に起こっています。
(※中国の金需要に関しては、前回の再放送、豊島さんのお話をどうぞ!)
【ライブアーカイブ】ギリシャ問題 ユーロ圏で協議か?
ゲスト:豊島 逸夫「金市場から世界経済を読む!」(2010/03/15放送分)
いわゆる、現在の世界の消費・投資マーケットは、
中国人の購買欲が世界経済を立て直していると言っても過言ではありません。
東京もドバイも、中国人の財布に大きく支えられています。
そういった、「中国人の財布」の一番の恩恵を受けている場所。
それが中国と国境を接する、ASEAN各国です。
「ベトナム」「ラオス」「ミャンマー」
そして、それらと東西回廊・南北回廊でつながる、
「タイ」「カンボジア」
特に、「ベトナム」「ラオス」「ミャンマー」は、
中国人の投資マネー、そして消費が流入し、注目の3カ国。
貿易決済通貨としても、人民幣がフツーに取引され、
中国に引っ張られて、大きな成長を遂げているという状況です。
こういった状況は、1990年代からはじまった南北経済回廊の影響を、
大きく受けています。
南北経済回廊(なんぼくけいざいかいろう)とは、いわゆる、
中国からインドシナ半島へと南北へつながる高速道路のこと。
中国の雲南省の省都昆明から始まり、南はタイの首都バンコクで終わる。
道路の長さは、およそ2,000キロにも及びます。
中国の初の国際高速道路で、インドシナ半島の国々とっても、
中国にとっても、経済的に大きな利益が生まれるプロジェクトです。
1992年、「大メコン川地域協力」という名のもとに、
タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジア、中国の6か国と、
アジア開発銀行で、経済協力の話し合いで始まりました。
特に回廊沿いの街では、中国産品や人民幣の取引が急速に増え、
「中国のインドシナ全域への経済的影響力が拡大する」と言われています。
◆「南北経済回廊」は、中国が発展すればインドシナ半島が発展する。
そんなイメージの、「南北をつなぐ高速道路」と考えてください。
「南北経済回廊」。本日の重要キーワードです。
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