
渡部 伸(わたなべ しん)
1973年福井県生まれ。広告デザイナー。1999年に友人数名と『全国童貞連合』を発足し、初代会長を務める。現在の会員数は354人(7月1日現在)。童貞喪失を目指した活動はもちろん、モテない男たちとの交流を通し、「少子化問題は童貞問題」と持論を訴え続けている。著書に『中年童貞~少子化時代の恋愛格差~』(小社)がある。
e-mail:kaicho@cherrybb.jpおうおうお前さんら、元気で過ごしておるか。全童連会長である。9月も半ばというか終盤なのに、一体なんなのだこの暑さは。会長は汗っかきの上、髪の毛が薄いという決定的な身体的特長(特「徴」じゃないぞ。薄毛は誰がなんと言おうと長所なのである。これについてはこんど書く)を持っているので、暑さは苦手である。陽射しが強いと頭皮が日焼けしちゃうのである。
テレビというメディアはすごいものであるな。先日、いつも休日に通っている年寄りの会合で、田中さんという知り合い(73歳、元公務員)が触れてはいけない話に敢えて触れるかのようにこっそり話しかけてきた。「渡部さん、テレビ見ちゃいましたよ」だって。
田中さんは通産省で長年地域産業振興に携わってきたという、実直な人柄の気の良いじいさんである。しかし如何に右上がりの高度経済成長下とはいえ、様々な修羅場はあったはずだ。そんな昭和戦後復興の時代を生き抜いたじいさんに気を遣わせてしまう私の童貞人生とはいったいなんなのか。
ここで田中さんに赤線の話やら待合の話やらを聞き出せるのであれば私もちょっとしたジャーナリストになれそうなものなのだが、例え相手がじいさんであってもやっぱり意地を張ってしまって「そうなんです、ぼく、童貞なんですけどね」と堂々と胸を張ることが出来ないのはどうしてなのだろう。結局、「いやあすみません」と笑って頭を掻くしかなかった私である。うーん、ちょっとくやしいなあ。やっぱり男はいつまで経っても男なのか。どれくらいプライドと女性経験は密接な関係にあるのだろう?
今度、田中さんとは温泉にでも行って戦後すぐあたりの童貞喪失話を聞いてみようと思う。
でも、田中さんも童貞だったらどうしよう。
まだ奥さんや子供のことは聞いてないけれど、まさかね。

お久しぶりです。 渡部会長、すっかり有名人ですね(笑)
>どれくらいプライドと女性経験は密接な関係にあるのだろう?
気の持ちようによって変わると思いますが、やはり密接な関係があるでしょうね
30歳を過ぎると独身である事自体、世間に対して既に引け目を感じている私です。
会長の場合は、「知らない」事への劣等感と負い目も少なからず感じておられることでしょうからその心中や如何ばかりかとお察し申し上げます。
かく言う私も、女性と久しく関係を持っていない身ですから、人の事を察している状況でもないんですけどね、、、、
推測ですが、60歳以上の方で中年童貞で悩むような人生を送った人はまずいないと考えていいかと思います。
戦争や医療技術の問題があった時代には、人口は必ず『女性余り』になるからです
(特に子供が病気にかかると、男の子の方が死に易いですから)
戦争と病死が減れば、男が余る→ 童貞も増える。 この公式は単純すぎるでしょうか?
NNNさん、お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
コメント公開の方法について混乱してしまったのだ。申し訳ない。
有名人と言っても、ねえ……。
こういう負の要素で有名になっても、いいことはほとんどないですよ。
ただ、色々な人たちの今まで表で言えなかったような気持ちをお伝えできれば
それでいいと思っています。もてないってことはそれ以上の資格にはなりえません。
>>会長の場合は、「知らない」事への劣等感と負い目も少なからず感じておられることでしょうからその心中や如何ばかりかと
そうですね……。
私の場合、劣等感とか負い目というより、なんとなくいつのまにか
ここまで来てしまったという思いが強いですね。
会社や仕事といった、社会的な関係による知り合いには、
どうしてそんなに危機感なくいられるの?と良く言われてきたものですが、
私の周囲は私みたいなのと焦っているのが同居しています。
一般とはギャップがあるらしいその自分たちの心理についても
今後は考えていかなきゃなと思っています。
ただ、歳をとってきた両親が孫のことを言い出した時には
ちょっと考えさせられるものがありました。
>>戦争と病死が減れば、男が余る→ 童貞も増える。
なるほど、そもそもオスは一般に多く生まれるんでしたっけ?(未確認)
とはいえ、戦争もいやだし病死が多い世界もいやですねえ。
個人的には数の問題というよりも、
そういうものがなくなった、一種平和な状態の中での完全自由競争が
もたらした格差という部分が大きい気がします。
そしてその格差は今後どうなっていくのか、どうすべきかというところに
興味を持っています。
またお話しできることを楽しみにしています。